ブランクが心配なら
ブランクのある看護師
結婚や出産、または体調不良などで一度退職した人がもう一度看護師として働く場合、ブランクがあることに不安を持つ人が多いと思います。確かに看護技術は現場を離れるとどんどん落ちていきますし、看護知識も忘れてしまっているものが多くあるでしょう。よくあるのは、退職前までは普通にできたことでも復職後にできなくなっているかもしれない、重労働なので体力がついていくのか、などの不安要素です。しかも、看護師は3年のブランクがあると一から勉強し直さなければいけないと言われている職業なのです。
これらのことからもブランクがある看護師が復職に不安を覚え、二の足を踏んでしまうのも理解できると思います。でも、せっかく看護師免許を持っているのなら看護師として働かないと損です。復職への不安を持っている人は、その不安を少しでも解消してくれるような職場を選びましょう。
復職先としてお勧めの介護施設
ブランクのある看護師にお勧めの職場の1つ目は、介護施設です。介護施設は、基本的に治療の必要はないものの在宅での生活が困難な人が入所されています。ですから医療行為はあまり行いません。介護施設での看護師の仕事は利用者の健康管理が主です。具体的にはバイタルチェックや薬の管理、配薬、褥瘡や皮膚トラブルの処置などです。これらの仕事はブランクがあって看護技術に自信のない人でもできることばかりですので、医療行為の多い病院やクリニックと比べても復職しやすいといえるでしょう。
介護施設は病院と比べてのんびりと穏やかな雰囲気のところが多いので、ブランクがある人でもスムーズに職場に馴染むことができるでしょう。また介護施設には同じくブランクがあって復職してきた看護師が多いので、復職後の悩みなどが相談しやすいのも大きな利点と言えるでしょう。
復職支援制度のある病院
ブランクのある方にお勧めの職場2つ目は、復職支援制度の整っている病院です。2006年に7対1の入院基本料が導入されてからは、どの病院も看護師の確保に力を入れています。そのため、潜在看護師と言われているブランクのある看護師が復職しやすいような体制を整えている病院も増えてきています。
復職支援制度とは、ブランクのある看護師を対象に入職時に研修を行う制度です。具体的には採血や点滴のルート確保方法の確認や感染管理、電子カルテや医療機器の扱い方などを教えてもらえます。復職するにあたっての不安を解消するのがこの研修の目的です。このような研修制度のある病院は大きな総合病院が多いので、復職後にまた急性期病棟などでバリバリ働きたいと思っている人にはこのような復職支援制度が整っている大きな病院を選んでみるのも1つの方法です。
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